DATURA工廠

30 MINUTES MISSIONS のオリジナル設定集です

ブレイン・チェンバー(Brain Chamber)

ブレイン・チェンバーは、EXAMACS用の自立運転装置として開発されたマンマシンインターフェースの一形態である。このシステムは、人工脳髄液に浮かぶ脳と制御コンピューターから構成され、主チェンバー、副チェンバー、コンピュータの組み合わせで構築されている。

歴史的背景

地球圏統一戦争時に中華連盟傘下の一国で開発されたブレイン・チェンバーは、傷痍パイロットの人脳を利用した装置として実戦投入された。このシステムは、戦争における重要な技術革新として位置付けられ、EXAMACSの操作能力を大幅に向上させることを目的としていた。

BERSERKERモード

BERSERKERモードは、ブレイン・チェンバーの特殊機能であり、脳髄液にアドレナリン作動薬を注入することでパイロットの脳を強制興奮状態にし、EXAMACSの攻撃力を向上させることができる。しかし、このモードは約5分で限界を迎え、チェンバーは排莢される必要がある。その後、予備のチェンバーが挿入され、活動を継続する。

問題点と制約

使用する脳によって性能にばらつきが生じるなどの問題があり、非人道的な性質から使用には多くの制約が存在する。地球圏統一後は地球連合軍により使用が禁止されたが、E01戦時にはアルト【dis】部隊に特例として使用されることとなった。ブレイン・チェンバーシステムは、その高度な技術と倫理的な問題から、軍事技術の進歩と人間性の狭間にある複雑な存在である。